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「ビター・ブラッド」 [小説]


ビター・ブラッド (幻冬舎文庫)

ビター・ブラッド (幻冬舎文庫)

  • 作者: 雫井 脩介
  • 出版社/メーカー: 幻冬舎
  • 発売日: 2010/08/05
  • メディア: 文庫



雫井脩介著。
本格的警察小説は久々に読んだ気がする。

新米刑事が難事件を解決して成長していく物語。
同じ刑事である父親(過去捨てられたと思っている)と一緒に仕事をすることになり、反発しながらも父親のジャケットプレイ[わーい(嬉しい顔)]をまねしていくあたりがいい。
これが「ビター・ブラッド」とタイトルがつけられた理由かな。

著者の作品は読むほうだけど、いつも違う観点でかかれていて楽しい。
今回の作品も父子の葛藤、情報屋との駆け引き、恋心?など王道がてんこ盛りで満足でした。

犯人が誰だか最後までわからなかったー。ナイス小説。
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「ICO」 [小説]


ICO-霧の城-(上) (講談社文庫)

ICO-霧の城-(上) (講談社文庫)

  • 作者: 宮部 みゆき
  • 出版社/メーカー: 講談社
  • 発売日: 2010/11/12
  • メディア: 文庫



宮部みゆき著。
ゲーム「ICO」を小説として宮部みゆきが書き上げたもの。

ゲームをプレイしていないのでもともとの題材を知らずに読破。
うーん。ちょっと画面の描写(霧の城に入った最初のころの)がわかりづらくってちょっと読みにくさを感じた。

一般的なファンタジー小説としては普通かな。

上下巻です。

ICO-霧の城-(下) (講談社文庫)

ICO-霧の城-(下) (講談社文庫)

  • 作者: 宮部 みゆき
  • 出版社/メーカー: 講談社
  • 発売日: 2010/11/12
  • メディア: 文庫



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小説 「ゴールデンスランバー」 [小説]


ゴールデンスランバー (新潮文庫)

ゴールデンスランバー (新潮文庫)

  • 作者: 伊坂 幸太郎
  • 出版社/メーカー: 新潮社
  • 発売日: 2010/11/26
  • メディア: 文庫



伊坂幸太郎著。
映画にもなったし大枠のストーリーは結構知られていると思う。
伊坂幸太郎が「逃亡者」を書くとこうなる!というような感じで読んでいければ大満足できると思います。

相変わらず著者の作品はすばらしい。ところどころ解説がなくすっとんでいることころばまたいい。保土ヶ谷の商売やあのショットガンを持つ警察について今後どこかの小説で出てくるとまた楽しいと思います。

読み終わった後1-3章を読み返した読者は多いと思う。自分もその一人。

なかなかの秀作。

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「心に龍をちりばめて」 [小説]


心に龍をちりばめて (新潮文庫)

心に龍をちりばめて (新潮文庫)

  • 作者: 白石 一文
  • 出版社/メーカー: 新潮社
  • 発売日: 2010/10
  • メディア: 文庫


白石一文著。
今まで著者の作品を数冊読んでいるが初めて女性視点で書かれた小説だった。

デビュー作「一瞬の光」の印象が強くあったので、他の作品(すぐそばの彼方など)はなんか男の言い訳をぐだぐだ言っているーっていうイメージしかなかった。

今回の作品はそれと違って女性視点だったのでスムーズに読み進めることができました。
主人公美帆の感情が手をとるようにわかりなかなGoodでした。

女性が読むと違うのかな?とも少し思います。
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新・魔獣狩り12,13 完結編 倭王の城(上),(下) [小説]


新・魔獣狩り12 完結編・倭王の城 上 (サイコダイバー・シリーズ24)

新・魔獣狩り12 完結編・倭王の城 上 (サイコダイバー・シリーズ24)

  • 作者: 夢枕獏
  • 出版社/メーカー: 祥伝社
  • 発売日: 2010/10/29
  • メディア: 新書



新・魔獣狩り13 完結編・倭王の城 下 (サイコダイバー・シリーズ25)

新・魔獣狩り13 完結編・倭王の城 下 (サイコダイバー・シリーズ25)

  • 作者: 夢枕獏
  • 出版社/メーカー: 祥伝社
  • 発売日: 2010/10/29
  • メディア: 新書



夢枕獏著。
本作は約2年ごとに1冊づつ出版されてきた。12巻を読み出したときにすっきり物語に入ってこなかったので新・魔獣狩り1から読み直す。本当は魔獣狩り1から読み直したほうがなおベターだと思ったけど手元になかったので新・魔獣狩りからの読み直しになった。

それだけでも13巻あるけど約1ヶ月くらいで読み終わってしまった。

日本の歴史に中国の渡来伝説を絡めた物語だけどこれをうまくまとめなれていてすごいと思う。
中国の三星堆遺跡、徐福、黄金。日本の卑弥呼、卑弥呼の墓・・・そして高野山の四殺。空海。。。

魅力ある登場人物たちの人間ドラマもラストに進むにつれていろいろ考えさせられるバイブルにもなります。
毒島獣太の割り切った考え方しかり。

九門鳳介が文成仙吉に言った最後の台詞が泣かせます。
生きていれば風が吹く。これこそ人生。

すごい物語にリアルタイムで付き合うことができて大大満足でした。

著者いわく33年完結にかかったらしい。自分は22年くらいの付き合いになる。
寂しい気もしたけど、物語の結末まで導いてもらい感謝です。
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「メタボラ」 [小説]


メタボラ(上) (朝日文庫)

メタボラ(上) (朝日文庫)

  • 作者: 桐野 夏生
  • 出版社/メーカー: 朝日新聞出版
  • 発売日: 2010/07/07
  • メディア: 文庫



桐野夏生著作。
前半は記憶喪失になった主人公がどう生きていくかが中心に描かれている。沖縄独特な生活観がじっくりかかれていていい。後半は桐野ワールドに突入。だんだんダークになって行き、すごいことになっていきます。(実際は過去に起こったことの説明ですが。。)

沖縄にあこがれる若者たち、ニートやバックパッカーこんな感じなんだろうなというこがわかってGoodな小説でした。桐野作品は失敗がなくてよい。
新作が出たら即購入でしょう。。


メタボラ(下) (朝日文庫)

メタボラ(下) (朝日文庫)

  • 作者: 桐野 夏生
  • 出版社/メーカー: 朝日新聞出版
  • 発売日: 2010/07/07
  • メディア: 文庫



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「インシテミル」 小説のほう [小説]


インシテミル (文春文庫)

インシテミル (文春文庫)

  • 作者: 米澤 穂信
  • 出版社/メーカー: 文藝春秋
  • 発売日: 2010/06/10
  • メディア: 文庫



米澤穂信著。ホリプロ50周年記念として作成された映画の原作本。ちょっと話題だったので映画ではなく小説を読む。

物語は密室空間で発生する出来事が書かれたミステリー。ミステリー界では「クローズド・サークル」と呼ぶらしい。プラスしてバトルロワイヤルの要素が入っている。(解説から)

よくあるパターンのオンパレードだけど著者がこのテーマに沿って物語を作るとこうなるよって感じで読めば結構楽しめると思います。

一応自分が思っていたラストでなかったので、いい意味裏切られてGoodでした。

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「夜明けの街で」 [小説]


夜明けの街で (角川文庫)

夜明けの街で (角川文庫)

  • 作者: 東野 圭吾
  • 出版社/メーカー: 角川書店(角川グループパブリッシング)
  • 発売日: 2010/07/24
  • メディア: 文庫



東野圭吾著。
不倫の話と殺人事件を絡ませた物語。主食は不倫。殺人事件はおかずという感じ。

最初は単なる恋愛小説化とおもったけどちょっとしたなぞをめぐってなかなかの展開になって結構楽しめました。
犯人?はなんとなく予想がついたけど。

あ、でも、最後のおまけが一番楽しかったです[たらーっ(汗)]

最近結婚話が進んでるので。。。ちょっとだけ複雑な気持ちになりました。
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「影絵の騎士」 [小説]


影絵の騎士 (集英社文庫)

影絵の騎士 (集英社文庫)

  • 作者: 大沢 在昌
  • 出版社/メーカー: 集英社
  • 発売日: 2010/08/20
  • メディア: 文庫



大沢在昌著

ハードボイルドの王道を行く作品。「B.D.T [掟の街]」の続編だけど読んでない。
でも、十分楽しめました。

いったん引退した調査員が依頼を受けて過去の人脈や経験をいかして事件を解決していく。この物語の展開がなかなか自分的にはすき。佐久間公シリーズの「心では重すぎる」にも通じるところがある。これもシリーズだけどこの本しか読んでない。。

近未来の世界観もよく考えられていると思います。でも、ラストが。。。物語の中盤からなんとなく想像ができたのが少し残念。陰謀は考えたのと少し違ったけどね。


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「蒼路の旅人」 [小説]


蒼路の旅人 (新潮文庫)

蒼路の旅人 (新潮文庫)

  • 作者: 上橋 菜穂子
  • 出版社/メーカー: 新潮社
  • 発売日: 2010/07/28
  • メディア: 文庫



NHKのTVアニメにもなった守り人シリーズ第6弾。このシリーズは児童文学にジャンルわけされるらしいけど十分楽しめます。
今回はチャグムが主人公のため・・旅人とタイトルがついています。

文庫本で発売されたので早速購入。


うーん。今回の作品は次回作のためのプロローグを1冊使って書かれた作品のような気がしてしまいました。
すべて中途半端。ただ、次回作には期待がもてる内容になっています。

前作が出てから約1年ぶりに出た本作。
もう軽装版も出てるのだし、次回作はもっと早く発売されることを期待しますよ~。

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