「私の男」 直木賞受賞作 [小説]
桜庭一樹 著作
直木賞受賞作ということとタイトルに惹かれて購入。
内容は現在から過去に向かって腐野花とその義父、腐野淳悟との関係が明らかになっていく。その時々で起こる事件、禁断の親子愛に陥った背景が徐々に読者に伝わってくる。
タイトルと想像だけで読み始めるととんでもないことになります。
ダークな内容の小説は好きだけこの本で扱っている近親相姦に関してはNG。ダメでした。読んでて淳悟の行動に閉口させられ、読み終わって嫌悪感だけが残りました。
ここも作者の狙いにどっぷり使っているかも。
ただ、読んでて引き込まれることは必須(通勤時に読んでて降りる駅を通り過ぎたのは初めてでした)このあたりが直木賞たるゆえんかな。
いろいろ考えさせられる小説。
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